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interview#01
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未経験でも安心して挑戦できる環境

2024年入社 施工管理職
Kaede Touma

いつから家島建設で働いていますか。

2024年の4月に中途採用で入社しました。これまで航空機の整備や、役所での事務業務を経験してきた中で、品質管理やスケジュール管理など調整をおこなう仕事が向いていると感じたことから、施工管理技士を目指したいと思いました。
施工管理は土木や建築、管工事、電気工事等分野が多岐に分かれますが、震災被害を受けた地域の復興作業を見て、私も困っている人の助けになる仕事がしたいと思い、土木業界を選びました。また、 様々な会社を調べたり、お話を伺った中で、未経験でもサポートをしっかりしてくれること、福利厚生や待遇も柔軟に対応してくれることが分かり、家島建設を選びました。全く異なる業界から未経験での入社でしたが、入社前に現場見学をすることができ、現場の上司や先輩方とお話しをさせてもらえたことで、働くイメージも持ちやすかったです。

普段の仕事内容について教えてください。

基本的に毎日現場に出勤し、業務開始後は安全掲示板の更新をすることから始めます。日付や作業内容に応じた注意事項、安全状況の記録や熱中症危険度の測定と記入など、作業員の方々が安全に作業をおこなえるように段取りをしています。他にも皆が使用する消耗品や空調、冷蔵庫の状態確認など、現場設備の細部も気にかけています。
具体的な業務内容は日によって異なりますが、現場の状況確認や写真での記録、書類の作成などをおこなっています。業務内容は総合的で多岐にわたり、作業員の方々が安全に作業をおこなえるよう保護具を着用しているかの確認や、クレーン等の作業範囲の安全確認をし、指示を出したりもしています。
今の現場には3人の上司や先輩が居てくださるので、はじめてのことや分からないことがあっても安心して取り組める環境が整っています。気になることは何でも質問できますし、はじめての業務でもできそうだと判断されれば、任せてもらえます。挑戦させてもらえるからこそ、私も先輩方のようにプロフェッショナルとしての意識を持って成長していきたいです。

入社直後はどんなことをしていましたか。

入社直後は地盤の高さを測るレベルや、光波測距儀、CADの使い方をみっちり教えてもらい、現場ですぐに使えるように練習をしました。また、図面の見方を教わりながら工事内容の確認をしました。
また、2024年から1級土木施工管理技士の1次試験の受験資格に実務経験が含まれなくなり、未経験の私でも受験ができるようになったため、資格取得のための勉強もおこないました。会社負担でオンラインの講習を受講させていただき、資格勉強する日々を3ヶ月程続けた結果、無事に合格することができました。現場代理人になるためには必要な資格なため、今後のキャリアを築くうえで、このタイミングで会社の支援を受けながら取得することができて良かったです。

苦労していることはありますか。

港湾工事ならではの用語を使用した会話を理解することに苦労しています。打合せでわからない用語はメモを取り、上司に教えてもらったり調べたりするうちに慣れてきました。実務を積んで当たり前に使いこなせるようになりたいと思います。
また、天候に左右される仕事なので、現場をスムーズに進めるためにも気象に関する知識をある程度持っておかないといけないなと感じています。今まではその日が晴れか雨か程度しか気にしていませんでしたが、天候や潮位の変化によって作業に影響がでてしまうので、事前に気象情報を確認して工程管理を行う必要があります。今は1週間先の天気予報まで確認し、風の強さや熱帯低気圧、前線の有無を気にかけたり、潮位の変化による作業への影響を常に意識するようにしています。

どんな時にやりがいを感じますか。

私たちと協力業者さん皆で、同じゴールに向かって知恵を出し合って作業を進め、無事にひと工程を終えた時はやりがいを感じます。まだ入社間もないですが、そこに自分も役割を持って参加できたと実感できた時はとても嬉しいです。
例えば鋼管矢板という長い土管のようなものを何本も連なるように埋めていく圧入という作業の時は高さや位置の管理を担当させてもらいました。(上の写真は圧入の終わった鋼管矢板の座標を光波測距儀を使って確認している様子です。) 1日目は上司に付きっきりで教えてもらい、2日目からは一人で任せてもらうことになり、入社4ヶ月にしてはじめてのチャレンジとなりました。鋼管矢板を1本圧入する度に設計値とのずれを確認し、次の圧入位置の微調整をしながら6日間かけて慎重に進めていきました。
最後の一本は、これまでに圧入してきた鋼管矢板と既に圧入が完了している鋼管矢板の間にぴったり収める必要があったため緊張しましたが、無事にすべての鋼管矢板がつながった時はとても達成感がありました。この現場は、完成後遊歩道になるので、その基礎となる一部分を今自分たちがつくっているんだと考えると、とてもやりがいを感じますね。
鋼管矢板圧入作業の流れ
  1. クレーンで鋼管矢板を吊りパイラーという圧入機のところへ持っていく
  2. パイラーで圧入
  3. レベルでどこまで圧入するか(高さの)指示
    陸(写真の光波と同じところ)にレベルを据えて鋼管の上にスタッフを置く
  4. 圧入が完了した鋼管矢板の座標を光波で確認してCADで設計とのずれを確認
  5. そのずれに応じて次の鋼管矢板の圧入位置を指示

女性の施工管理職として働くうえで困ったことはありますか。

今の現場には元々男性しかいなかったため、更衣室など女性に必要な設備はありませんでしたが、私が配属されることになり、現場の上司がすぐに用意してくださいました。現場のこと以外でも総務部の方々が気にかけてくださり相談するとすぐに対応していただけるので特に困っていることはありません。

今後の目標はありますか。

日々新しいことを吸収して多くのことを学び、知識と経験を兼ね備えた港湾工事のスペシャリストになることが今の目標です。社内外問わずコミュニケーションを大切にして、上からは頼りにされ、下からは慕われるような存在になりたいです。「當間に任せたら大丈夫」と言ってもらえるように頑張りたいです。
また、災害や水害が多い日本にとって土木業界は特に欠かせない業界だと思っています。災害対策を進めていくことで、島国としての日本の未来を変えていくことができる土木業界で働くこと、施工管理職として働くことは、とても誇れることだと思っています。まずは施工管理技士として一人前になって、少しでも安心な良い未来をつくることに貢献していきたいです。

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