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interview#03
  • キャリア採用
  • 海上技術職

世界で活躍する船の船長として

2000年入社 海上技術職
Keisuke Nakashima

いつから家島建設で働いていますか。

2000年に17歳で入社しました。入社のきっかけは、知り合いが船長をしていたことです。もともとは熊本で建設会社で働いていたのですが、やったことのないことをやりたくて、船に関わる仕事に挑戦しようと思いました。それまでは船に関わることもなかったのですが、新しい挑戦をしたいという気持ちから転職を決め、家島建設で働くことになりました。

普段の仕事内容について教えてください。

今は浚渫船「雄秀」の船長をしています。船の管理やメンテナンス、船員の育成が主な仕事です。船員からの報告を受けて、必要な修理やメンテナンスを手配したり、現場のスケジュールを調整したりしています。現場での作業は、クレーンを使って土砂を掘削する浚渫作業を担当し、元請けとの進捗を調整しながら作業を進めています。船の操縦をすることが多いですが、操縦している時以外もメンテナンスなど、常に船の状態を気にかけています。いつでもすぐに船を動かせるように、いつも無意識のうちに船のことを考えていますね。

どのように船長として活躍するようになったのですか。

最初は、浚渫船や起重機船での経験が全くなかったのですが、先輩船長に教えてもらいながら少しずつ覚えていきました。最初の頃は右も左も分からなかったのですが、船長として任命されてからは責任が大きくなり、やりがいを感じるようになりました。船長になるためには、副船長として経験を積みながら、資格を取得する必要があります。船長免許の資格取得は費用面等を会社がサポートしてくれるため、おかげさまで取得することができました。会社のサポートもあり、現在10種類以上の免許を持っていますが、資格を取ることで技術職としてのキャリアが広がったと思います。

やりがいを感じる瞬間はどんなときですか。

一番やりがいを感じる瞬間は、現場が終わった後に元請けさんやお客様から「良い仕事ができた」とか「中嶌さんの船だからできた」と言われた時ですね。自分が関わった現場で、みんなが満足したかたちで完了できた時が一番嬉しいです。自分の仕事が誰かの役に立っている実感がわいてきますし、工事はみんなで協力して行なうものなので、一層達成感を感じます。
また最近、優秀施工者国土交通(建設)大臣顕彰者(通称 建設マスター)の「しゅんせつ工」という職種で建設マスターに選んでいただくことができました。国内でも百数名しかいない「しゅんせつマスター」に最年少で選んでいただくことができ、今までの積み重ねてきた経験や努力が評価されたようで嬉しいですね。

船員同士はどのようにコミュニケーションをとっていますか。

船員は工事中は、基本的に船で暮らしています。船が寮のようになっていて、暮らしの基盤が船上にあります。船員皆で集団生活をするので、仕事が終わっても一緒に過ごす時間が多いですね。ご飯を一緒に食べたり、買い物に行ったり、コミュニケーションをとる機会は多いですし、業務面でも生活面でもコミュニケーションをとることがとても大事だと思っています。
船で過ごす時間がとても長く、1年で約300日以上一緒にいるため、船員同士は家族のような関係です。ゲームしたり、トランプしたり、バドミントンをしたり、船上にいる時間が多い分、皆でリフレッシュできる時間を作っています。

どんな人が海上技術職に向いていると思いますか。

集団生活の中でコミュニケーションをしっかりとれる人ですね。また、工事にはイレギュラーなことや調整が必要なシーンがあったり、工事のために自身の技術を高めていく必要があるため、前向きな姿勢を持っていることも大切だなと思います。ゼロからでも成長できる環境があるので、前向きに学ぼうとする姿勢があれば、どんどん成長できると思います。やさしく教えてくれる先輩がたくさんいるので、積極的に学ぶ姿勢が求められるように思います。

福利厚生や社内制度の良いところを教えてください。

会社からは、寮での生活支援を受けていて、船専属のシェフに3食のご飯を提供してもらっています。船で暮らしている1年のうちのほとんどの時間において食費がかかることがなく、とても助かっています。資格取得に関しても、会社が負担してくれるので、スキルアップするためのチャンスが多くあります。特に、船員として必要な資格を取るためのサポートをいただけるのは大きいですね。

今後の目標について教えてください。

海外進出も進んでいて、技術職としてのグローバルな活躍の場が広がっていると感じています。今後、建設業界は人材不足が問題になっていますが、技術職として他の会社に負けない技術を自分自身にもさらに身に付け、世界で通用する人材を育てていくことが大切だと思います。
今度、カンボジアでの仕事があり、海外での工事になるため、新たな挑戦になると思っています。日本とはまた異なる現地の厳しい環境下での作業は大変だと思いますが、工事後に良い評価をもらえるような仕事をしていきたいです。日本での経験はたくさん積んできましたが、今後は海外でも経験を積みながら、さらに成長していきたいです。

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