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interview#04
  • キャリア採用
  • 重機オペレーター

国内も海外も、誇りを持って働ける仕事

2016年入社 地盤改良オペレーター
海外プロジェクト担当
Daiki Tokitou

入社のきっかけは何ですか。

18歳のときに中途で入社しました。高校卒業後、現場仕事をしていたのですが、長く働くことは難しい環境であると感じ、転職しました。実は私の父も地盤改良オペレーターとして家島建設で働いていて、子供の頃からよく父に連れられて現場を見ていたんです。父の仕事ぶりが格好良くて、私も同じ地盤改良オペレーターになろうと決心しました。父が働いていたことから、働き方や仕事内容についても何となく親しみがあり、将来的なイメージもしやすく、不安は少なかったです。

仕事内容について教えてください。

私は現在、地盤改良オペレーターの中でも、本体オペレーターを担当しています。最初は手元作業員として現場に入り、その後ショベルオペレーターとして5年、そして6年目から本体オペレーターとして業務を担当しています。現場では、機械を使って地面にパイプを入れ、メーターの変化などから地盤の状態を見ながら、砂や杭を入れたりして地盤を改良していきます。現場の規模により期間は様々ですが、基本的には数ヶ月から1年程かかることもあります。現場に入ると、まずは地盤の状態にあわせて約5人で機械を組み立て、その後の期間は約3人のチームで作業を進めることが多いです。
今振り返ると、入社当初は本当に右も左も分からなかったですね。機械や工具の名前を覚えるところからスタートしました。しかし、父が担当していた現場に同行していたこともあり、安心感はありましたね。その後も、六甲山の現場や福岡の現場など、様々な場所で仕事をしました。地盤の状態は現場によって全く異なるため、それぞれの現場で異なる対応が求められます。様々な現場に携わり、毎回先輩方に優しく教えてもらいながら、経験を積んでいきました。

海外プロジェクトに参加することになった経緯を教えてください。

若いうちに海外での経験も積んだほうが良いのではないかというアドバイスをいただいたことがきっかけで、海外の現場にも挑戦することになりました。幾つもの日本国内の現場を転々とし、国内の現場での経験を積んで来ていたところだったため、新しいチャレンジをすることで更に成長できると感じ、挑戦を決意しました。国内外関わらず、色々な場所で働いて、経験を積めるのは面白いなと感じています。

海外プロジェクトへの不安はありましたか。

英語が得意ではなかったため、最初は環境面での心配が大きかったです。しかし、他の先輩方含め12名のスタッフが家島建設から赴任しているため、思っていたよりも安心して海外での業務に従事できています。他の先輩方や現場の方々と皆で同じ寮に住んでいたり、日本食を提供してくれる現場専属のシェフが居て、1日3食全て日本食を作ってもらえたりと、生活に慣れない海外でも働きやすい環境が整っています。今回の現場は約1年ほど担当する予定をしているのですが、一緒に食事を食べたり、休みの日に買い物に行ったり、先輩方と過ごす時間が多く、業務以外の時間も楽しく過ごしています。

海外プロジェクトを担当する中で大変なことはありましたか。

はじめは文化の違いに戸惑うことがありましたね。今はバングラデシュの首都ダッカに住んでいるのですが、ここでは人口の多くがイスラム教徒のため、1日5回、アザーンという礼拝のアナウンスが流れます。最初のアザーンが朝5時に流れるため、最初は早朝に流れるアザーンの音の大きさに驚きました。
また、日本のように、どこでも大体のものが購入できる環境ではないため、必要な道具や資材を調達することが難しく、苦労することもあります。しかし、手に入らないのであれば「あるものでなんとかする」という精神が生まれ、チーム全体で協力しながら調整しています。

海外で働いてみて良かったことは何ですか。

海外で働くことで、新たな視野を広げることができました。現地では日本の技術が評価されることが多く、その一員として活躍できることを誇りに思います。日本製の機械は、海外ではなかなか手に入らないものも多く、私たちが使う機械や機械を操縦する技術に、現地の方々から高い評価を受けています。海外の現場でも日本から輸入した機械の使用を試みることが多く、高精度で効率的に作業をおこなえることが評価されているように感じます。日本にいる時は、日本製の機械の素晴らしさや、自分たちが培ってきた技術力を振り返る機会もなかったため、今まで特に感じることのなかった経験ができているように思います。

どんな人が海外プロジェクトに向いていると思いますか。

海外で働くには、柔軟性や適応力が必要です。特に生活環境が大きく異なるため、体力や精神力が必要になる場面もあります。また、現地の人々と協力して仕事を進めることになるので、コミュニケーション能力やチームワークも大切です。寮生活では、食事や日常的なサポートが整っているので、慣れるまでしっかりサポートを受けることができる点は、安心してもらえるポイントかなと思います。

現場でやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。

やりがいを感じる瞬間は、何と言っても大きな機械を操作している時ですね。30m以上もある機械を動かすというスケールの大きさに魅力を感じます。また、先輩たちも本当に凄い方が多く、スペシャリストとしての技術や知識を学ぶことができる点も大きな魅力です。父も色々な技術を持っていて、私もそんな父を目指して頑張りたいと思っています。

地盤改良オペレーターに興味を持っている方へのメッセージをお願いします。

地盤改良オペレーターは、機械や車が好きな人にはとても魅力的な仕事だと思います。特に機械の音や動きに敏感になり、五感を使って仕事を進めるところが面白いです。操作には体力も必要ですが、その分やりがいも大きいです。機械を操作し、現場を管理することで、自分の技術がどんどん向上していくことが目に見えて感じられます。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてほしいですね。

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